どうぶつしょうぎの紹介しょうかい説明せつめい


  1. どうぶつしょうぎとは
  2. どうぶつしょうぎのルール
  3. 実際じっさいのゲームのなが

どうぶつしょうぎとは

どうぶつしょうぎは、先手せんてさきうごかすほう)と後手ごてあとうごかすほう)が交互こうご動物どうぶつこまうごかしてあそ将棋しょうぎのようなボードゲームです。

ひよこ、ぞう、きりん、ライオンの4種類しゅるいこま(ひよこのうらにはにわとりがかれているのでこま絵柄えがらは5種類しゅるい)を使つかい、将棋しょうぎよりちいさなよこ3マス×たて4マスの盤面ばんめんあそびます。


どうぶつしょうぎのルール

相手あいてこまつかまえる

自分じぶんこまけるマスに相手あいてこまがあれば、そのこまつかまえて自分じぶんのものにすることができます。

もし相手あいてのライオンをつかまえることができればちになります。

つかまえたこま使つか

ライオン以外いがいつかまえたこまは、自分じぶんばんになったときにいているマスにく(つ)ことができます。

ただし、相手あいてのにわとりをつかまえても、自分じぶんこまとして使つかうときはまずひよことしてたなくてはいけません。

キャッチ

相手あいてのライオンをつかまえるとちです。ライオンをつかまえることを「キャッチ」といいます。

トライ

自分じぶんのライオンが相手あいて陣地じんち相手側あいてがわ一番奥いちばんおくのマス)へすすみ、つぎにそのライオンが相手あいてこまつかまえられなければ「トライ」ちになります。

千日手せんにちて

かいおな局面きょくめんになったら千日手せんにちて勝負しょうぶがつかないこと)になり、先手せんて後手ごて交代こうたいしてやりなおします。もう一度いちど千日手せんにちてになったらけになります。

ただし、あそ部屋べやのどうぶつしょうぎに千日手せんにちてはありません。


こまうごかしかた

ひよこがけるところ

ひよこの動き

ひよこは、まえかって1マスすすむことができます。

ひよこを相手あいて陣地じんち相手側あいてがわ一番奥いちばんおくのマス)まですすめると、にわとりになることができます。

にわとりにならずひよこのままでいることもできますが、もうまえすすめないのでそのひよこはうごかすことができなくなります。

こまつときに相手側あいてがわ一番奥いちばんおくのマスにひよこをくこともルールではできますが、かれたひよこはもううごくことができなくなってしまいます。

ぞうがけるところ

ぞうの動き

ぞうは、なな方向ほうこうに1マスすすむことができます。

きりんがけるところ

きりんの動き

きりんは、前後ぜんご左右さゆうに1マスすすむことができます。

ライオンがけるところ

ライオンの動き

ライオンは、全部ぜんぶ方向ほうこうななめと前後ぜんご左右さゆう)に1マスすすむことができます。

ライオンはつかまえられたらけになりますし、相手あいて陣地じんちはいってつかまえられなければちになる、とても大事だいじこまです。

にわとりがけるところ

にわとりの動き

にわとりはひよこが相手あいて陣地じんちはいったときになることができるこまです。

まえ方向ほうこうななめ2かしょ前後ぜんご左右さゆうに1マスすすむことができます。


実際じっさいのゲームのなが

どうぶつしょうぎを実際じっさいあそんだとき勝負しょうぶがつくまでの様子ようすてみましょう。

その1

自分じぶん先手せんて相手あいて後手ごてはじめます。対局たいきょくはじめるときは「よろしくおねがいします」といます。

手目てめ。まずは自分じぶんのひよこで相手あいてのひよこをつかまえてみます。

先手B2ひよこ

手目てめ後手ごてのライオンはそのままだとつぎにひよこにつかまえられてしまうのでげました。

後手A2ライオン

手目てめ左下左下のぞうをななめにうごかしてみます。

先手B3ぞう

手目てめ後手ごてのライオンはこちらのひよこをつかまえながら、ぞうにつかまえられないようにげました。

後手B2ライオン

手目てめ今度こんど右下みぎしたのきりんをまえうごかしてみます。

先手C3きりん

手目てめ後手ごて左上ひだりうえのきりんをよこうごかしました。

この局面きょくめんじつ先手せんてのチャンスなのですが、どうするのが正解せいかいかわかるでしょうか?

後手B1きりん

手目てめ。きりんをまえすすめます。

先手C2きりん

手目てめ後手ごてのライオンがげられるマスは左上ひだりうえいっしょだけなので、そこへげます。

後手A1ライオン

手目てめ。1手目てめつかまえたひよこを後手ごてのライオンのまえちます。

先手A2ひよこ打つ

後手ごてのライオンはどこへうごいてもつぎに「キャッチ」されてしまうため、降参こうさんして先手せんてちになりました。

勝負しょうぶがついたときは「ありがとうございました」といます。

決着けっちゃくがついたのは9手目てめでしたが、じつは6手目てめ後手ごてがキリンをよこうごかしたときに先手せんてちはまっていたのです。


その2

それでは問題もんだいの6手目てめまではおなじようにすすんだことにして、後手が6手目てめちがしていたらどうなったかてみましょう。

手目てめ。さっきはきりんをよこうごかした後手ごてですが、今度こんどはひよこをきりんのまえちました。

後手A2ひよこ打つ

手目てめ。こちらはさっきとおなじようにきりんを一歩前いっぽまえすすめてみます。

先手C2きりん

手目てめ後手ごてのライオンは真後まうしろにがってげました。

後手B1ライオン

手目てめ。ひよこをライオンのまえってみます。

先手B2ひよこ打つ

10手目てめ。ひよこは後手ごてのぞうにつかまえられてしまいました。

後手同ぞう

11手目てめ。ひよこはつかまえられてしまいましたが、きりんでぞうをつかまえます。

先手同きりん

12手目てめ。そのきりんを後手ごてのライオンがつかまえます。

後手同ライオン

13手目てめ。なんとなくライオンを左下左下うごかしてみます。

先手A4ライオン

14手目てめ後手ごてのライオンはぞうのよこすすんできます。

後手C3ライオン

15手目てめ。ここは大事だいじなところです。

とりあえずぞうでひよこをつかまえてみます。

先手A2ぞう

16手目てめ。ところが、ぞうがいなくなったので右下みぎした後手ごてのライオンがすすんでしまいます。

後手C4ライオン・トライ

先手せんてがうっかりしてしまったので、後手ごてのライオンが「トライ」することに成功せいこうして後手ごてちになりました。

けてしまったときでも「さっきはどうすればよかったのか」とかんがえてみるのがうまくなるコツです。