どうぶつしょうぎとは
どうぶつしょうぎは、先手(先に動かす方)と後手(後に動かす方)が交互に動物の駒を動かして遊ぶ将棋のようなボードゲームです。
ひよこ、ぞう、きりん、ライオンの4種類の駒(ひよこの裏にはにわとりが描かれているので駒の絵柄は5種類)を使い、将棋より小さな横3マス×縦4マスの盤面で遊びます。
どうぶつしょうぎは、先手(先に動かす方)と後手(後に動かす方)が交互に動物の駒を動かして遊ぶ将棋のようなボードゲームです。
ひよこ、ぞう、きりん、ライオンの4種類の駒(ひよこの裏にはにわとりが描かれているので駒の絵柄は5種類)を使い、将棋より小さな横3マス×縦4マスの盤面で遊びます。
自分の駒が行けるマスに相手の駒があれば、その駒を捕まえて自分のものにすることができます。
もし相手のライオンを捕まえることができれば勝ちになります。
ライオン以外の捕まえた駒は、自分の番になったときに空いているマスに置く(打つ)ことができます。
ただし、相手のにわとりを捕まえても、自分の駒として使うときはまずひよことして打たなくてはいけません。
相手のライオンを捕まえると勝ちです。ライオンを捕まえることを「キャッチ」といいます。
自分のライオンが相手の陣地(相手側の一番奥のマス)へ進み、次にそのライオンが相手の駒に捕まえられなければ「トライ」で勝ちになります。
3回同じ局面になったら千日手(勝負がつかないこと)になり、先手と後手を交代してやり直します。もう一度千日手になったら引き分けになります。
ただし、遊び部屋のどうぶつしょうぎに千日手はありません。
ひよこは、前に向かって1マス進むことができます。
ひよこを相手の陣地(相手側の一番奥のマス)まで進めると、にわとりになることができます。
にわとりにならずひよこのままでいることもできますが、もう前に進めないのでそのひよこは動かすことができなくなります。
駒を打つときに相手側の一番奥のマスにひよこを置くこともルールではできますが、置かれたひよこはもう動くことができなくなってしまいます。
ぞうは、斜め方向に1マス進むことができます。
きりんは、前後左右に1マス進むことができます。
ライオンは、全部の方向(斜めと前後左右)に1マス進むことができます。
ライオンは捕まえられたら負けになりますし、相手の陣地に入って捕まえられなければ勝ちになる、とても大事な駒です。
にわとりはひよこが相手の陣地に入った時になることができる駒です。
前方向の斜め2か所と前後左右に1マス進むことができます。
どうぶつしょうぎを実際に遊んだ時、勝負がつくまでの様子を見てみましょう。
自分が先手、相手が後手で始めます。対局を始めるときは「よろしくお願いします」と言います。
1手目。まずは自分のひよこで相手のひよこを捕まえてみます。
2手目。後手のライオンはそのままだと次にひよこに捕まえられてしまうので逃げました。
3手目。左下のぞうを斜めに動かしてみます。
4手目。後手のライオンはこちらのひよこを捕まえながら、ぞうに捕まえられないように逃げました。
5手目。今度は右下のきりんを前に動かしてみます。
6手目。後手は左上のきりんを横に動かしました。
この局面、実は先手のチャンスなのですが、どうするのが正解かわかるでしょうか?
7手目。きりんを前に進めます。
8手目。後手のライオンが逃げられるマスは左上の一か所だけなので、そこへ逃げます。
9手目。1手目に捕まえたひよこを後手のライオンの目の前に打ちます。
後手のライオンはどこへ動いても次に「キャッチ」されてしまうため、降参して先手の勝ちになりました。
勝負がついたときは「ありがとうございました」と言います。
決着がついたのは9手目でしたが、実は6手目に後手がキリンを横に動かしたときに先手の勝ちは決まっていたのです。
それでは問題の6手目までは同じように進んだことにして、後手が6手目に違う手を指していたらどうなったか見てみましょう。
6手目。さっきはきりんを横に動かした後手ですが、今度はひよこをきりんの前に打ちました。
7手目。こちらはさっきと同じようにきりんを一歩前に進めてみます。
8手目。後手のライオンは真後ろに下がって逃げました。
9手目。ひよこをライオンの前に打ってみます。
10手目。ひよこは後手のぞうに捕まえられてしまいました。
11手目。ひよこは捕まえられてしまいましたが、きりんでぞうを捕まえます。
12手目。そのきりんを後手のライオンが捕まえます。
13手目。なんとなくライオンを左下に動かしてみます。
14手目。後手のライオンはぞうの横へ進んできます。
15手目。ここは大事なところです。
とりあえずぞうでひよこを捕まえてみます。
16手目。ところが、ぞうがいなくなったので右下に後手のライオンが進んでしまいます。
先手がうっかりしてしまったので、後手のライオンが「トライ」することに成功して後手の勝ちになりました。
負けてしまった時でも「さっきはどうすればよかったのか」と考えてみるのがうまくなるコツです。