練習問題(れんしゅう)16~30の解説です。
問題16
歩で王手をかけ、桂馬で歩を取られてから2一銀成らずで詰みます。
打たれた歩を桂馬で取ることができるので、これは打ち歩詰めにはなりません。
問題17
香車で王手をかければ勝ちです。
1三以外に打ってしまい、金を打って守られても、香車で取ればもう玉は逃げることができません。
問題18
一間龍です。後ろ(3一)から角で王手をかけられると、玉はどこにも逃げられません。
問題19
空き王手の問題です。ちょうど相手の玉が逃げられなくなるようなところに角を成ると一手で勝つことができます。
これ以外でも王手をかけ続けることはできますが、勝つのは難かしいです。
問題20
邪魔な駒を動かす問題です。8三の歩がなければ金を打って勝てそうなので、歩をどかすために桂馬を打ちます。
歩で取れば8三金で詰み、8二に逃げれば7二金で詰みます。
問題21
中飛車の序盤で見ることがあるかもしれません。
相手の角を取って成りながら飛車で空き王手…としたくなるかもしれませんが、もっと良い手があります。
問題22
よくある場面です。銀で王手をかけると取られてしまうので金で王手をかけたくなるかもしれませんが、そうすると逃げられてしまいます。
問題23
角を成って王手をかければ、取っても逃げても次に7二への飛車打ちで玉がほぼ逃げられなくなります。
玉が角を取らずに9二へ逃げたときは、8二に飛車を打つと角道が止まって逃げられてしまうので、遠くから王手をかけるようにします。
問題24
すこし難しいですが、大事な問題です。
まず桂馬を使って相手の駒をうまく動かしてから角で王手をかけます。
最後に金を打つ場所を作るのがコツです。
一手目に桂馬を捨てたように思ってしまうかもしれませんが、8三に金を打って詰むための大事な一手でした。
問題25
とても大事な一間龍の問題です。
まず金を捨てて玉を動かします
もう一度一間龍の形を作ります。
あとは銀を打って飛車で寄っていけば勝ちです。
問題26
守りが堅そうに見えて攻めてよいのか迷いそうですが、飛車を切ってうまく王手を続けていけば勝てます。
次に歩が成ったとき、空き王手になっているところがポイントです。
問題27
まず飛車を成ります。
玉は逃げると4三龍で詰むので同玉と取るしかありません。
あとは王手を続けていけば自然に勝てます
問題28
金を打って王手をかければ銀で取るしかありませんが、銀は真後ろに動けないので、飛車かと金で2二の桂馬を取れば詰みになります。
問題29
銀で王手をかけます。
飛車で金を取ります。
桂馬で王手をかけます。
同歩と取れば空いたところ(2三)に金を打って詰みます。
同銀と取っても2二の香車を竜か銀成と取って詰みです。
問題30
1二に飛車を打ちます。
3三へ逃げると4三金打で詰むので同香か2二銀しかありません。
まず香車で取られた場合、3三に銀を打ちます。
ここで同桂なら4三に角を打ち・・・
2二へ逃げたところへ2一に金を打って詰みます。
3三の銀を同桂ではなく同玉と取られたら、1一に角を打ち・・・
4三に金を打って詰みます。
もし1二の飛車を2二銀で受けられた場合はたとえば4三に金を打ってから・・・
4二に角か金を打ち、同金を金で取れば勝ちです。